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スポーツ復帰には基本的に手術が必要になります。 前十字靭帯が損傷した状態で日常生活を送ると、半月板損傷や関節軟骨損傷につながり、将来的に変形性膝関節症になるとされております。 当院では、関節鏡を使用して手術を行っています。方法は、患者自身の腱を使用して前十字靭帯を模倣し、正常な解剖学的位置に作り直す再建術です。自身の腱 …
半月板は、コラーゲン線維からなり膝の荷重分散、潤滑、安定化に寄与しております。血行は、外側1/3程度しか供給されず自己修復能力が低いため、以前は損傷した半月板を切除することが主な治療とされていました。しかし、半月板切除により半月板機能低下が起こり、切除後に長期間経過すると関節軟骨が損傷し変形性膝関節症への進行が問題とな …
膝蓋骨脱臼は主に外側に脱臼します。脱臼時には、高率に内側にある膝蓋大腿靭帯(MPFL)が損傷します。膝蓋骨の不安定性が続くと再脱臼を繰り返し、その不安感や機能障害からスポーツ活動への復帰が困難となります。 当院では、MPFLの再建術を行っております。自身の腱や人工靭帯を使用して損傷した靭帯を再建します。 また、元々膝蓋 …
軟骨損傷は主にMRIや関節鏡検査にて診断されます。離断性骨軟骨炎は、スポーツ活動の繰り返しの損傷により軟骨が剥がれ落ちる状態です。 整復固定術:外傷で急性期に軟骨が剥がれ、その骨片が大きければ剥がれた場所に吸収性のピンなどを使用して骨片を固定することができます。 マイクロフラクチャー法:関節鏡を使用して、軟骨損傷部の骨 …
1.前十字靭帯断裂 スポーツ選手に多い外傷の一つです。膝にはいくつかの靭帯がありますが、前十字靭帯は最も重要な役割を果たしており、これが断裂しますと膝が抜けるような感じが出現し、俊敏性を必要とするスポーツはほとんどできません。前十字靭帯が切れたままスポーツを続けると、半月板という膝のクッションが断裂したり、軟骨が傷つい …
副腎皮質癌とは 人口100万人あたり、0.5~2.0名程度と比較的まれな疾患ですが、近年では健康診断などの画像検査で偶発的に見つけられる頻度が増加しています。一般的に、非機能性の副腎皮質癌では発見が遅れ、より高いステージで見つかることが少なくありません。 症状 副腎皮質から産生されるホルモン異常に伴う症状と、大きな腫瘍 …
バセドウ病とは 自身の細胞を刺激してしまうタンパク質/自己抗体により甲状腺の細胞の増殖と甲状腺ホルモン合成が亢進する臓器特異的な自己免疫疾患です。甲状腺とは首の前方、喉仏の下に位置する内分泌腺です。甲状腺ホルモンは発達・分化や、代謝、ホメオスタシスの維持といった多彩で重要な効果をもたらします。バセドウ病では通常、甲状腺 …
原発性アルドステロン症とは アルドステロンとは腎臓の上部にある副腎という臓器から分泌されるホルモンで、ミネラル/電解質の調整を行い、血圧や体液量の調節を行っています。原発性アルドステロン症は、このアルドステロンが過剰に分泌する病気です。結果、高血圧と低カリウム血症をきたします。ここ最近ではスクリーニングの普及により、診 …
糖尿病とは “糖”はからだにとって貴重な栄養素ですが、血液の中にたくさん溜まってしまうと、血管にダメージを与えます。 糖尿病とは“インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患群”と定義されています。“インスリン”とは血糖値を下げる唯一のホルモンと言われ、膵臓のβ細胞という場所から分泌されます。この“イン …
胃がんとは 胃の内腔側の胃粘膜より発生し、塊になって隆起したり、潰瘍となり陥没します。また、時々、胃粘膜から発生した癌が、表面に発育せず、胃壁深部を這うように広がります。日本人に多い病気であり、40歳を超えたら、毎年検診を受けることが望ましいです。発症要因の一つとされる、ピロリ菌は、生活習慣や生活環境により、小児期に感 …
虚血性心疾患とは 狭心症や心筋梗塞という心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が狭くなったり閉塞してしまったりして起こる病気です。狭心症の場合には症状は一時的で治まりますが、心筋梗塞になると心筋が壊死してしまします。 症状 狭心症の場合には運動時や労作時に胸が締め付けられるような圧迫感や痛みが生じ、多くの場合休むことで軽快します …
脊椎圧迫骨折は激痛を伴うために、従来このような脊椎圧迫骨折の痛みに対する治療としては、鎮痛剤の投与や安静、コルセットの着用が選択されてきました。 経皮的椎体形成術は脊椎圧迫骨折の痛みで寝たきりきら解放することが可能となる有効な治療です。 経皮的椎体形成術(BKP) 手術はエックス線透視下にて全身麻酔で行います。圧迫骨折 …