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呼吸器内科

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診療科の特色

呼吸器内科では慢性疾患から急性疾患まで幅広い疾患を取り扱っています。

  1. 気管支喘息:診断を行い、コントロールをしっかりする事が重要です。基本的な治療薬である吸入ステロイドを使用し、重症の患者さんではピークフロー管理を行います。ガイドラインに準じた最新の治療を心掛けております。
  2. 慢性閉塞性肺疾患(COPD):薬物療法だけではなく禁煙やリハビリテーションも重要です。医師だけでなく理学療法士、看護師、ソーシャルワーカー、栄養士と連携をとって患者さんの生活を支えます。
  3. 肺癌:手術適応を有する場合、呼吸器外科医が大学から隔週で派遣されており、随時紹介させていただいております。また、放射線治療部がないため、放射線治療を除いた治療を行っています。特に化学療法は、TORG, WJOGなどのグループに属しており、標準的な化学療法を入院、または外来で行っています。
  4. 間質性肺疾患:原因を解明しそれにあった治療を行う事が非常に重要です。神奈川県立循環器呼吸器病センターと連携し患者さんの治療を行っています。
  5. その他の取り扱い疾患:気胸(初回)、肺血栓塞栓症、感染症など

外来受診について

受付時間:月~土(土曜日は第2・4・5のみ)の8:30~11:00
ご案内
「初診紹介予約制」を行っております。
地域医療機関(かかりつけ医等)から「紹介状」を受け取られてから、地域医療連携担当へ電話で予約をお取り下さい。(受付時間:平日9:00~16:00、土曜日9:00~11:30 休診日を除きます)
連携パスにて地域の先生に受診しておられ、一年に一回の定期受診を希望される患者さんは、連携室で検査の予約と診察日を予約する事が可能です。
セカンドオピニオンは予約制で診療情報提供書、検査データ、画像データーが必要です。診療日については連携室にご相談ください。

外来担当医表

… 部長
診療

時間
午前 午後
粒来 崇博 粒来 崇博
粒来 崇博
井上 健男
(初診)
柿沼 一隆
井上 健男
田中 智士
山口 裕礼

田中 智士
村岡 弘海 村岡 弘海
西田 真

 

主な対象疾患・治療法

  1. 肺癌:標準的な化学療法を入院、または外来で行っています。
  2. 気管支喘息:最新のガイドラインに準じて治療を行います。軽症から吸入ステロイド薬を用い、副作用が最も少ない方法を選択します。重症患者さんでは分子標的治療薬を併用します。
  3. COPD:ガイドラインに準じて、主に気管支拡張薬を用いて治療します。さらに、理学療法、栄養療法を含めた包括的治療切により、患者さんの生活の質をあげるための治療に心掛けます。
  4. 肺炎などの感染症:軽症、中等症の肺炎については外来における抗菌薬治療が中心となりますが、患者さんの状態が悪い場合には入院して治療を受けていただきます。繰り返す誤嚥性肺炎に関しては、地域の先生方の治療が患者さんにより適応している場合もあるため地域の先生方とご相談をしながら対応します。肺炎で入院した後は、肺炎が改善しても全身状態が低下する事があるため、早期にリハビリ病院をご紹介して、呼吸リハビリテーションにより患者さんの状態が早く良くなる方法も考慮しております。
  5. 間質性肺炎:原因が明らかな場合は原因に対する治療をおこない、更にステロイド薬を主に患者さんの病状に沿った治療を行います。原因が不明の特発性肺線維症は、抗線維化薬を中心とした治療を行います。
  6. 上記、いずれの治療も高額の費用がかかる事があります。利用していただける公的制度を受けられるようにいたします。

取り扱い症例数・治療成績等

取り扱い症例(年度実績) 2021年 2022年 2023年
新外来患者数 1,028人 1,060人 1,161人
外来患者延数 8,918人 9,191人 10,055人
新入院患者数 476人 436人 362人
入院患者延数 6,358人 6,390人 5,683人
平均在院日数 11.7日 12.7日 12.9日

超音波装置を用いて、気管支内視鏡による診断の精度を上げています。重症気管支喘息に対する治療として、気管支サーモプラスティ治療を大学病院と連携して行うとともに、様々な抗体製剤を積極的に使用し、最新のアレルギー治療を行っています。

地域医療連携について

  1. 横浜市西部地区における呼吸器内科の中心的な役割をはたしております。
  2. 初診紹介予約制を実施し、患者さんには待ち時間が少ないスムーズな病診連携を心がけております。
  3. 連携パスを用いて地域の先生方と積極的は連携を行っています。専門的な診断を受け、治療方針を決めた後現在のかかりつけの先生のもとで継続して治療を受ける事ができます。また一年に一回当院を受診して治療の再設定、合併症の診断をうけることで,慢性呼吸器疾患について最新の治療をうけ、増悪時に当院にかかる事ができる仕組みを確立しています。
  4. 患者さん教育のための「公開講座」を開催しております。

患者さんへのお願い

■臨床研究「抗菌薬適正使用ならびに手指衛生と耐性菌発生の関連性の検討」について

このたび聖マリアンナ医科大学病院及びその分院である聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院、川崎市立多摩病院では、入院・通院された患者さんを対象に抗菌薬の使用量、細菌培養検査結果、手指消毒薬の使用量等の情報を用いた下記の医学系研究を、本学生命倫理委員会の承認ならびに各病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。

本研究に関する詳細は以下のファイルをご確認ください。

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