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健康管理部

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部門の特色

 健康管理部では、健康診断と人間ドック、各種予防接種を実施しており、疾病の早期発見と早期の治療につなげていただくとともに、その予防についても支援しています。
毎日を健やかに過ごしていくためには、ご自身の体の状態を客観的に把握するとともに、それに合った生活スタイルが必要となります。
専任医師ならびに保健師にて、健康チェックならびに増進についてお手伝いをさせていただきます。健康診断や人間ドックの結果によって、診療(受診)が必要な場合には、当院の各診療科への紹介、または受診者様のご希望の医療機関への受診斡旋を行っております。

外来担当医表

診療

時間
午前 午後
駒瀬 裕子
佐藤 明
田口 芳雄 武者 春樹(2,4週)
佐藤 明 佐藤 明
永納 和子

人間ドックのご案内

 人間ドックは体の総合的な精密検査のことです。人間ドックを受けることで、自覚症状がない病気や将来的に引き起こす可能性がある病気、臓器の異常などを早期に発見することができます。
 一般的な健康診断よりも検査項目が多く、女性特有の病気の検査に特化したものなどさまざまなコースが設けられています。一般的な健康診断の検査項目は10~15項目であるのに対して、人間ドックの検査項目は50~100項目に及びます。体の状態をより詳しく検査できるため、健康診断だけではわからない病気を発見することが可能です。
 健康診断とは異なり、医療機関によっては医師との面談によって検査結果の説明を受けられるため、健康に関する相談を行えたり、今後のアドバイスを受けたりもできます。人間ドックは、健康診断で行う検査はすべて含まれており、さらに多くの検査が可能です。検査したい臓器などに特化した検査プランが用意されている場合があります。多くの病気は加齢によってリスクが高まり、40歳を超えると発症リスクが急激に高まるため、1年に1回人間ドックを受けるのがおすすめです。また、40歳未満の人であっても、積極的に受けることで自身の健康を守ることにつながります。

禁煙外来

 禁煙が長続きしないのは、決して意思が弱いからではありません。喫煙習慣の本質が「ニコチン依存症」であるためです。
「ニコチン依存症」は血中のニコチン濃度がある一定以下になると不快感(「ニコチン離脱症状」)を覚え、喫煙を繰り返してしまう疾患です。たばこを吸うと肺からニコチンが取り込まれ、ニコチンは急速に脳内の腹側被蓋野にあるα4β2 ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)に結合します。ニコチンが受容体に結合することで、側坐核から大量のドーパミンが放出されます。ドーパミンは快楽に関わる脳内神経伝達物質であり、そのドーパミンの大量放出により強い快感が得られます。ニコチンはドーパミンだけでなく、ノルエピネフリン(覚醒、食欲抑制)、セロトニン(気分の調整、食欲抑制)、アセチルコリン(覚醒、認知作業の向上)などの神経伝達物質の分泌にも関わっています。喫煙してニコチンを常時摂取するようになると、これらの神経伝達物質の調節をニコチンに委ねてしまい、自分で分泌する能力が低下します。そのため、禁煙したり、たばこを吸えない状態が続くと神経伝達物質の分泌が低下し、さまざまな「ニコチン離脱症状」が出現することになります。
たばこが吸えない状態が続いたときに喫煙することによって、「ニコチン離脱症状」が消失するため、再び喫煙を続けてしまう現象(負の強化)が起こります。その強化の結果、喫煙を繰り返してしまうのが「ニコチン依存症」の特徴です。

禁煙外来の流れ

◆禁煙外来ではどんな治療をするの?~初診(例)~

  1. 喫煙の状況について問診、ニコチン依存度テストなどを行う
  2. 禁煙開始日を決める
  3. 禁断症状を和らげる禁煙補助薬(貼り薬など)を必要に応じて処方

◆健康保険による禁煙治療のスケジュール(12週間に5回の治療にて完了)

初診 ➡ 2週間後 ➡ 4週間後 ➡ 8週間後 ➡ 12週間後
呼気CO(一酸化炭素)検査の実施、禁煙継続の問題点を抽出、処方など

◆どちらがお得?

  1. 保険診療(3割負担)の場合  約12,000円
  2. 自費診療の場合         約40,000円
  3. 例)たばこ代1箱600円(1日1箱)×12週間=33,600円

※保険診療の適応には、条件があります。禁煙治療保険適応の条件へ
※初診料+再診料+ニコチン依存症管理料+院内処方箋料+薬剤費

加熱式たばこも要注意

加熱式たばこは「リスク低減タバコ製品」ではありません。
燃やさなくても、多数の発癌物質・有害物質が出てきます。加熱式だけに出てくる物質もあります。ニコチン以外の有害物質の量が10分の1に減っても健康被害はほとんど減りません。

◆本人に害がある -タール・ニコチン量は紙巻タバコと大差ない

紙巻タバコ煙の三大有害成分はタール・ニコチン・一酸化炭素だが、日本と韓国の公的機関は、タールとニコチン量について、加熱式タバコと紙巻タバコの間に大差がないというデータを発表している。有害物質量は紙巻タバコより一桁少ないと宣伝されているが、一日わずか3本の喫煙でも、1日20本以上の喫煙に近い心臓病リスクがもたらされるのだから、有害物質が10分の1に減っても、病気の危険がそれに応じて減ることは期待できない。

◆周囲の空気を汚す -電子たばこのミストばく露で非喫煙者の半数が体調不良

加熱式タバコは周囲の非喫煙者に紙巻タバコと大差ない急性症状をもたらすおそれがあると思われる。

◆禁煙の邪魔をする

紙巻タバコ喫煙をやめる手段として、加熱式タバコをふくむ電子タバコ使用が有効かどうかの調査結果が日本と欧州から発表された。いずれにおいても、加熱式タバコをふくむ電子タバコ使用者の禁煙成功率は、電子タバコ非使用者の成功率を有意に下回っていた。

一般社団法人 日本禁煙学会より

各種予防接種

Q.予防接種とは何?
A.予防接種とは、感染症の原因となる病原体に対する免疫ができる体の仕組みを使って、病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くしたりするために、ワクチンを接種することをいいます。一般に、感染症にかかると、原因となる病原体(ウイルスや細菌など)に対する「免疫」(抵抗力)ができます。免疫ができることで、その感染症に再びかかりにくくなったり、かかっても症状が軽くなったりするようになります。
 予防接種とは、このような体の仕組みを使って病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くしたりするために、ワクチンを接種することをいいます。

(厚生労働省ホームページより)

当院で接種可能なワクチン

令和5年11月現在

ワクチンの種類 ワクチン名 費用

インフルエンザ

一般(65歳未満) ¥5,500
(※横浜市公費の場合) ¥2,300

肺炎球菌感染症

ニューモバックス ¥8,800
(※横浜市公費の場合) ¥3,000
プレベナー ¥11,000

帯状疱疹

シングリックス(2回接種が必要) ¥20,000×2

A型肝炎

エイムゲン ¥7,700

B型肝炎

ヘプタバックス ¥7,150

日本脳炎

ジェービックV ¥6,600

破傷風

トキソイド ¥5,500

インフルエンザb型感染症

アクトヒブ ¥11,000
四種混合(百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ) ¥11,000

髄膜炎菌

メナクトラ ¥23,430

麻疹

乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」 ¥11,000

風疹

乾燥弱毒生風しんワクチン「タケダ」 ¥8,800

MR(麻疹・風疹)

乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」 ¥11,000

水痘

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 ¥11,000

おたふくかぜ

乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン「タケダ」 ¥7,700

※ワクチンの種類のよっては、公費助成をしている自治体もあるので、住民票のある自治体(市区町村)のホームページを確認するか、各自治体へお問い合わせください。公費助成を受けて接種される場合は、自治体からの通知をご覧ください。

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