部門の紹介
生理検査室
私たち臨床検査技師は、主に心電図や超音波検査、肺の機能をみる検査、脳波検査など患者さんの体に直接触れて行う検査を担当しています。
日々、病気の診断や治療に役立つデータを報告するのはもちろんのこと、緊急連絡が必要なデータを判断し、パニック値として速やかに医師と連絡を取り合い迅速な処置に繋げております。
下記は当院生理検査室で施行している主な検査項目です。
| 心臓の検査 | 標準12誘導心電図 | マスター負荷心電図 |
| 立位負荷心電図 | 平均加算心電図 | |
| トレッドミル負荷心電図 | ホルター心電図(1日・1週間) | |
| 血管・血圧の検査 | 24時間血圧 | PWV/ABI |
| 肺・呼吸の検査 | 肺活量・努力性肺活量 | 機能的残気量 |
| 肺拡散能力 | クロージングボリューム | |
| モストグラフ | 呼気NO(一酸化窒素)分析 | |
| 気道過敏性試験 | 気道可逆性試験 | |
| 超音波検査 | 心臓超音波 | |
| 脳・神経系検査 | 簡易睡眠時無呼吸検査 | 脳波 |
| 針筋電図 | 神経伝導速度 | |
| 反復刺激 | ||
| その他検査 | 尿素呼気試験 |
細菌検査室
細菌検査室では、感染症の原因微生物を特定する「同定検査」と、有効な治療薬を調べる「薬剤感受性検査」を担っています。
急な発熱や重い感染症のとき、大切なのは「原因を早く突き止めること」です。当院では、検査室が病院の中にある強みを活かし、ウイルスや細菌の検査結果をリアルタイムで医師に報告しています。
最新の分析機器や遺伝子検査の技術も取り入れ、O-157や結核菌などの危険な菌も見逃しません。検査の専門家がすぐそばで医師と連携することで、最適な感染症治療戦略を構築できる体制を整えています。
また、薬剤耐性菌の検出状況を常時モニタリングし、臨床および感染対策室と連携した緊密なサーベイランスを実践しています。
ICT(感染制御チーム)の一員として、認定臨床微生物検査技師などのエキスパートが専門知識を活かし、院内感染対策と高度な急性期医療に貢献しています。
輸血検査室
輸血検査室は認定輸血検査技師1名を含む4名で構成され、輸血管理業務として輸血用血液製剤およびアルブミン製剤の一元的な保管・管理、赤十字血液センターとの連携、輸血関連検査として血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験等を臨床検査技師が24時間体制で実施しています。その他にも、自己血輸血業務(採血補助・製剤調整・保管管理)、クリオプレシピテート作製、小児に対する血液製剤の分割も行っています。
さらに、輸血後副反応の監視、輸血療法委員会の開催、輸血情報の提供、院内輸血ラウンド等も行い、安心で適切な輸血療法の実施のために努めています。
採血室
採血室では、外来患者さんの採血と採尿を行っています。
採血は病気の診断や病状の把握など、患者さんの身体状況を確認するために欠かす事のできない医療行為です。採血室では、臨床検査技師および看護師がガイドラインに基づいた採血方法を遵守して正確な検査結果が得られるよう取り組んでいます。また、採血は痛みを伴いますので、患者さんに安心して採血を受けていただけるよう緊張感を和らげ、お気持ちに寄り添うことを心掛けています。患者取り間違い等の医療事故防止などの安全対策、混雑時の待ち時間短縮などにも努めています。

検体検査室
検体検査室では、血液や尿、髄液、便を用いて4つの分野に関する各種検査を実施しております。
➀生化学検査
血液を遠心分離して得られる血清を使用し、約50項目について検査を実施しています。腎臓(尿素窒素、クレアチニンなど)、肝臓(AST、ALT、γ-GTなど)、膵臓(アミラーゼなど)、脂質(コレステロール、中性脂肪など)、電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)、糖(血糖、HbA1cなど)、薬物血中濃度など幅広い項目を測定しています。
➁免疫血清検査
血液を遠心分離して得られる血清や血漿を使用し、約20項目を測定しています。腫瘍マーカー(PSA、CEAなど)、感染症(肝炎ウイルス、梅毒など)、ホルモン(コルチゾールなど)、心臓(BNP、NT-proBNP、トロポニンなど)、甲状腺(TSH、FT3、FT4など)などについて、免疫反応を利用して測定しています。
➂血液検査
血液中の赤血球、白血球、血小板などの数を測定する血算検査、血液細胞の種類を分類する形態検査を実施しています。自動分析装置で識別が難しい細胞については、臨床検査技師が顕微鏡を用いて確認しています。また、血液の固まりやすさ・固まる性質について検査する凝固検査(PT、APTT、フィブリノーゲンなど)も実施しています。
➃一般検査
尿、便、髄液、穿刺液(腹水・胸水)などを材料として検査を実施しています。尿を用いた検査では、尿中成分の有無を調べる尿定性検査(蛋白質、糖、潜血など)、尿中成分の種類や数を分類する尿沈渣検査(赤血球、白血球、細菌など)があります。自動分析装置で識別が難しい細胞については、臨床検査技師が顕微鏡を用いて確認しています。
最新の医療機器を導入し、24時間体制で緊急検査に対応しております。迅速・正確な検査結果報告を通して、病気の早期診断・治療方針決定のサポートに努めます。
