脳卒中
- 脳神経外科、救命救急センターと連絡しながら対応し、脳卒中急性期に対応できるように、rt-PAの24時間対応(夜間、休日on call体制)、脳卒中pitch対応を行っています。
- 他の診療科と連携し、全身管理、原因精査、病態に基づいた治療を行い、症状が安定している患者は、紹介元やかかりつけの医療機関に早期に逆紹介させて頂いております。
- 四肢麻痺の後遺症例へのボトックス注射によるADL改善を図っており、お困りの患者様がいればご紹介ください。
神経変性疾患
- Parkinson病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症、正常圧水頭症など様々な変性疾患を診察しています。脊髄小脳変性症へのTRH・リハビリ入院、筋萎縮性側索硬化症へのエダラボン投与など行ってます。
- Parkinson病については、新規治療薬の積極的な早期導入、大学本院と連携したDBS、デュオドーパ®導入なども行っています。また、2020年9月よりParkinson病の教育入院を原 大祐医長主導で開始しており、リハビリテーション、栄養指導を含めたテーラーメード的な医療を提供しています。
神経免疫疾患
- HTLV-1関連脊髄症、多発性硬化症、Guillain-Barré症候群、慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー、重症筋無力症などが主体です。近年、神経免疫分野の発展は著しく新規治療薬が続々と発売されています。2020年4月より、当科の大学主任教授に神経免疫分野を専門としている山野嘉久先生が就任しており、大学本院と連携し、患者さまのニーズに合わせ、最新の治療を含めたより適切な治療の提供を行っております。
その他
- 頭痛、認知症、筋疾患、末梢神経疾患、てんかんなどについても、他の診療科と連携しながら対応しています。
以上のとおり脳卒中急性期から、変性疾患、免疫疾患、末梢神経疾患、筋疾患、機能性疾患などを、大学本院、他の診療科と連携しながら、common diseaseから希少疾患、超急性期から慢性疾患に至るまで多岐にわたる多彩な疾患を取り扱っています(図1)。次のような症状があり、紹介先が分からない場合でも遠慮なく当科にご紹介頂ければ幸いです。