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整形外科

軟骨損傷、離断性骨軟骨炎に対する治療

  • 軟骨損傷は主にMRIや関節鏡検査にて診断されます。離断性骨軟骨炎は、スポーツ活動の繰り返しの損傷により軟骨が剥がれ落ちる状態です。
  • 整復固定術:外傷で急性期に軟骨が剥がれ、その骨片が大きければ剥がれた場所に吸収性のピンなどを使用して骨片を固定することができます。
  • マイクロフラクチャー法:関節鏡を使用して、軟骨損傷部の骨に小さな穴を開けることで軟骨欠損部に血液と骨髄液を誘導し修復する方法です。損傷範囲は<2cm2とされています。
  • 骨軟骨柱移植術:軟骨欠損範囲が<4cm2の場合に適応されます。手術は、関節鏡で軟骨損傷部を確認し、関節を約5cmほど切開して、大腿骨非荷重部の正常軟骨と軟骨下骨を円柱状に採取します。そして軟骨欠損部も同様に円柱状に切除し、採取した正常軟骨を移植します。
  • 高位脛骨骨切り術:大腿骨や脛骨の荷重軸を手術で変化させ、軟骨損傷部の負担を軽減する手術です。日本人は、下肢のO脚変形(内反変形)が多く、大腿骨・脛骨の内側に荷重負荷が大きいとされています。脛骨近位の骨を切り、人工骨を楔状に挿入して下肢をX脚(外反)へ変化させた状態で、金属のプレートやスクリューで固定する手術です。そうすると、荷重軸が軟骨の傷んでいない外側に移動することで軟骨の修復や痛みの改善につながります。人工関節と違い、自分の関節を温存できるという最大のメリットがあります。近年では、関節温存のため半月板縫合術と同時に手術する事が増えてきています。

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