1.栄養管理
- 入院時栄養スクリーニングにより栄養状態の問題点を早期抽出
- 入院時は栄養管理計画書を作成し患者さんの病状や性別、年齢、嚥下機能にあった食事の提供
- 経腸栄養法や静脈栄養法を含めた適切な栄養補給方法を検討し、患者さんの栄養状態の改善への積極的な取り組み
- 入院患者さんの食形態や食物アレルギー等の確認を行い、患者さんに適正な栄養量と安全な食事を配膳
- 栄養サポートチームをはじめとし、褥瘡、緩和、心不全、嚥下などのチームに参加し、多職種におけるチーム医療において栄養面のサポートを実施
- IN BODY(体成分分析装置)で筋肉量や体水分量などを測定
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転院後も継続した栄養管理が必要な場合は「栄養情報提供書」を作成し、転院先に送付し連携を実施(2023年度355件)
2.栄養食事指導(個人・集団)
1)栄養食事指導 個人
入院中、または外来受診している患者さんご自身やご家族が、ご自宅で食事療法が続けられるように栄養食事指導を実施しています。
- 糖尿病や腎臓病などの疾病に対する食事療法
- 食事が摂れない
- 食事が飲み込みづらい
- 体重が減少し体力がない
- 栄養状態に不安がある
- 何を食べたらよいか不安がある等
管理栄養士が病状にあった食事、食品の選択や調理上の注意、栄養補助食品、宅配食などについて、食事や食生活に対する総合的な栄養食事指導をさせていただきます。
栄養食事指導はCOPD・CKD・心不全などの地域連携パス(※1)にも組み込まれています。栄養評価、栄養食事指導を行い、かかりつけ医の先生に結果をお知らせしています。
※1通常の診察は地域の病院、診療所、クリニックで行い、年に1~2回当院にて検査を行う仕組み
2)栄養食事指導 集団
入院患者さんを対象に、糖尿病教室、心不全教室等を実施しています。
3)栄養食事指導の予約方法について
入院、外来ともに栄養食事指導は予約制となっております。主治医・担当医にお申し出ください。
4)オンライン栄養指導
当院は電話での個別栄養指導を行っています。詳細は栄養相談室までお問い合わせください。
栄養食事指導 2023年度実績(2023.4~2024.3)
入院(件) | 外来(件) | 合計(件) | |
---|---|---|---|
個人指導 | 1,207 | 4,723 | 5,930 |
集団指導 | 186 | 186 |
5)腎臓病教室・ハッピーバース
年に1~2回、外来患者さんを対象とした腎臓病教室(保存期・腎代替療法)を、毎月1回、妊婦対象の教室「ハッピーバース」を実施しています。