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症例紹介
ホーム 症例紹介 腎・泌尿器疾患 水腎症、腎盂尿管移行部狭窄症(腎盂尿管通過障害)
泌尿器科

水腎症、腎盂尿管移行部狭窄症(腎盂尿管通過障害)

腎臓で尿が作られ、腎盂という袋のような部分に流れ出た尿が尿管によって膀胱まで運ばれます。腎盂と尿管のつなぎ目の部分を腎盂尿管移行部と呼びます。
この部分に、交差する血管、炎症、生まれつきの形の異常があると狭くなり、尿が流れにくくなり腎盂に尿が溜まってしまう(水腎症という)病態です。
腎盂尿管移行部狭窄症による代表的な症状は、水腎症により腎臓が引き伸ばされることで生じる腰背部痛がありますが、症状がなく水腎症が進んでしまう事もあります。
放置した場合には腎臓の機能低下をきたし、無機能腎となることがあります。

検査

①血液検査で腎臓の機能を評価します。
②腎シンチグラム(利尿剤使用)で左右の腎臓の機能をそれぞれ評価します。
外来で実施可能です。
③前述の検査で手術により閉塞が疑われた際には、麻酔下に尿管に細いカテーテルを挿入し、狭窄の程度、部位を確認します。
これらの検査で治療方針を決定します。

治療

手術治療が第一選択となります。
当院では腹腔鏡による低侵襲手術を施行していおります。
全身麻酔下に2-3時間程度で治療します。術後の在院日数は4-5日間程度となります。

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