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症例紹介
整形外科

手根管症候群

手根管症候群

手首で正中神経が圧迫されることで発症します。中年女性や妊産婦、手を酷使する重労働者に多くみられます。症状は人差し指、中指のしびれや痛みで、時として親指、薬指にも症状が及びます。夜間・明け方に増悪しやすく、手をふることで軽減することがあります。進行すると親指の付け根の筋肉(母指球筋)が痩せてきて、物をつまむ動作がしにくくなります。単純レントゲン検査、知覚検査、超音波検査、神経伝導速度などの検査を行ない診断しております。症状の軽度な方や母指球筋の萎縮が強くない方は手関節装具の着用、ステロイド注射による保存療法をします。保存療法で改善ない方や筋萎縮が高度な場合は手術療法を検討します。手術は局所麻酔で行なう小皮切手根管開放術を基本としておりますが、症例によって関節鏡を用いた手根管開放術も可能です。日帰りまたは1泊入院で手術可能です。抜糸まで1週間前後は傷の保護が必要ですが、日常動作はすることが可能です。重労働といった手の負担は術後1~2カ月は避けてもらいます。

            

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