胸椎・腰椎の疾患
年齢とともに徐々に脊椎が変性し全体のバランスが悪くなることで、慢性的な腰痛や立位での腰痛を生じることがわかってきました。 近年では特に矢状面方向のバランスの変化、つまり腰が曲がってくることに原因があるといわれています。 その原因にはいつの間にか骨折といわれる骨粗鬆症による椎体の変形や、筋力の低下による姿勢の悪化、また神経内科(パーキンソン病など)の疾患による姿勢異常など様々あります。 特に台所仕事や歯磨きの姿勢のように、軽く前かがみになる姿勢で腰痛が早々に強く出ることで、手や肘をついていないと、台所仕事ができない症状(キッチンエルボーサイン)を特徴とします。 当院ではそのような症状に対して内服薬で効果が乏しいときは手術による治療も行っています。手術は比較的大きな手術となります。個々の基礎疾患や状態によっては、より大きな施設へのご紹介もしています。