人工足関節
適応は70歳以上です。主に関節リウマチの患者さんに行います。外傷の後に発生する変形性足関節症の患者さんでも行うことがありますが、活発な方に人工足関節手術を行うと早期に緩む可能性があり、足に対するニーズや日常生活の活動内容などをお伺いして、十分話し合う必要があります。 リウマチでは足関節周辺の関節にも関節炎があることが多く、またしばしば外反母趾や槌趾などの変形の合併があるため、足関節固定術を行うことによりこれらの症状が強く出やすいなどの懸念がありました。このためリウマチでは治療の選択肢の一つとして、人工足関節置換術への期待が高まっていますが、長期的な臨床成績(ゆるまないで何年くらい人工関節がもつのか)は、まだ明確ではありません。