副腎皮質癌とは
人口100万人あたり、0.5~2.0名程度と比較的まれな疾患ですが、近年では健康診断などの画像検査で偶発的に見つけられる頻度が増加しています。一般的に、非機能性の副腎皮質癌では発見が遅れ、より高いステージで見つかることが少なくありません。
症状
副腎皮質から産生されるホルモン異常に伴う症状と、大きな腫瘍に伴う疼痛や腹部膨満感などの症状がありますが、近年では検診で偶発的に発見されるものも増えています。
ホルモン異常では性ステロイドホルモン過剰が比較的多く認められ、男性化、あるいは女性化をきたします。クッシング症候群や、原発性アルドステロン症を呈するものもあります。
診断
臨床診断の中心は画像検査です。CT、MRI、シンチグラフィ、FDG-PETなどを行いますが、最終的な診断は手術後の病理診断になります。
治療
治療の基本は手術による摘出です。病理検査で副腎皮質癌疑われる場合、ミトタンと言われる抗腫瘍薬の内服を検討します。また、腫瘍の進行によっては点滴による化学療法を行うこともあります。