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症例紹介
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小児外科

真性包茎

こどもは真性包茎であることが普通です。しかし治療適応となる症状がある場合などは軟膏治療や手術を行うことがあります。

真性包茎とは?

陰茎の先端が、包皮をむいても出ない状態を真性包茎といいます。小児では包茎が一般的で、成長とともに徐々に包皮が伸びてきます。亀頭全体が露出できるのは思春期後半です。しかし、いくつかの症状を認める場合は治療を考慮する場合があります。
一つは繰り返し起こる包皮炎です。包皮と亀頭の間に細菌感染が起きることを包皮炎といいます。長く続く炎症により包皮と亀頭の癒着が通常より強くなるため、治療を考えます。
もう一つはバルーニング現象といい、排尿時に包茎の先端部に尿がたまることをいいます。おしっこが出切るまで膨らんでいる状態であれば、手術を考慮します。
さらに嵌頓包茎という症状があり、包皮の狭い部分が亀頭を圧迫し、血流を悪くすることがあります。嵌頓を繰り返すようであれば手術を考えます。

治療について

まずはステロイド軟こうを使用して、包皮に塗ることで少しずつ包茎を治す方法があります。良くならないようであれば、手術をして余った包皮を切除する方法を行います。

手術について

当院では狭くなっている部分を筒状に切除する環状切開法を行っています。

入院について

手術前日に入院していただきます。成人では局所麻酔・日帰り手術を行っている施設もありますが、当科では術後の疼痛を配慮して、全身麻酔・4-5日間程度の入院としています。退院となってからは激しい運動やプールなどを術後初回外来まで控えて頂きますが、退院翌日から通園、通学は可能です。

術後外来について

術後1週間を目安に小児外科外来でキズのチェックをします。その後は運動制限などを解除いたします。その後、通常は術後1ヵ月、3ヵ月を目安に外来受診していただいてキズのチェックなどをします。

横浜市内の方はもちろんですが、横浜市外や神奈川県外の方もお気軽にご相談ください。

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