放射線科のご紹介
部長 八木橋 国博
医科大学附属病院ですので、当科には6名の放射線科常勤医師が所属し、5名が診断専門医です。さらに、放射線科専門医修練機関・IVR学会専門医修練施設・核医学会専門医教育病院の認定を受けています。マンパワーや質といった機能は放射線科としてはそれなりに充実しているものと考えています。
放射線科とは
アメリカではタクシーの運転手に放射線科医だと言ってもすぐに理解されますが、日本では良く理解していない人も多いと思います。放射線科診断医はCT・MRI・核医学などの画像検査に対する所見や診断を報告書として記載しています。最近では、各診療科の専門外領域の異常所見を発見した際、それを連絡したり報告書が読まれたかを確認しており、読まれていない場合には注意を喚起するなど、後でがんが大きくなって見つかりましたということが無いよう放射線科医師の業務は医療安全の観点からも重要となってきています。
さらに、当科ではインターベンションといってカテーテルといった細い管を利用した治療を患者さまに行なうこともしています。例えば、肝細胞癌に対する化学動脈塞栓療法、抗がん剤治療の際の中心静脈ポート留置術、術後の膿瘍ドレナージ術などです。核医学(ラジオアイソトープ)を使用した治療も行っています。