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形成外科のご紹介

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生活の質の向上を目指して

 形成外科とは、身体の表面に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 “Quality of Life” の向上に貢献する、外科系基本診療科です。
 形成外科の治療対象は多岐にわたりますが、主な対象として、腫瘍、外傷、先天異常、美容外科が挙げられます。当院では美容外科、乳房再建以外のほぼすべての領域をカバーしています。腫瘍は皮膚・皮下の良性腫瘍、皮膚癌、外傷は顔面外傷、顔面骨骨折、熱傷、傷痕などの患者さんをご紹介いただいており、積極的に治療を行っています。特に顔面は整容的・機能的に重要な部分が集中しており、顔面を専門として扱う外科でもあります。生まれつきの病気は、目の変形(先天性眼瞼下垂、睫毛内反など)、耳の変形(副耳、耳前瘻孔など)、手足の変形(多指症、合指症など)などの小児形成外科分野の手術も積極的に行っており、機能的・整容的改善のみならず、患児の精神的な発育にも良い影響を与えます。眼瞼下垂は身近な疾患ですが、「瞼が下がってきた、ものが見えにくい、目が疲れる」などの症状が生活の質の低下を招きます。このような症状に対して手術により改善し、社会参加の機会を増やすことにも繋がります。また、治療対象は全身のあらゆる部位に及ぶため、形成外科単独で治療にあたるだけでなく、他の多くの診療科との連携においても、存在意義を発揮する分野であります。
 当科は、インフォームドコンセント、医療安全、生活の質”Quality of Life”の向上を重視して、診療を行っています。患者さんやその御家族としっかり向き合い、綿密なコミュニケーションをとり、満足していただけるよう努めて参ります。

右下眼瞼皮膚癌

術前

術後

左顔面骨骨折

術前CT
術後CT

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