当院では毎年この時期、院外の方々の暖かいご助力を得て、患者さんに向け様々なクリスマスイベントを開催しています。
1. Christmas Collaboration
~ 聖マリアンナ医科大学看護専門学校生によるキャンドルサービス ~
St.Marianna University Yokohama Seibu Hospital
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St.Marianna University Nursing School
12月18日に聖マリアンナ医科大学看護専門学校から30名の学生が来院し、キャンドルを手に聖歌を歌うキャンドルサービスが行われました。この催しは、看護学校の特別教育活動の一環で「光と愛と平和を分かち合う」をスローガンに 、クリスマス時期を病院で過ごす患者さんの心を癒すため、実習先である当院で毎年行われています。
照明を落とした病室にキャンドルの柔らかい灯りが揺らめく中、学生たちが歌う姿を見て静かに涙を流しておられる患者さんもいらっしゃいました。

2.写真家 石川直樹さんによる絵本の読み聞かせと歌手 一青窈さんのクリスマスコンサート
12月22日食堂で、入院中の子どもたちに向け、石川直樹さんによる絵本の読み聞かせと一青窈さんのクリスマスコンサートが開催されました。
石川さんは日本を代表する写真家で登山家としてもご活躍され、自著のシェルパを目指す少年の成長物語「シェルパのポルパ エベレストにのぼる」を朗読してくださいました。世界最高峰の登山用の特殊なウエアについて説明を織り交ぜながら実際に着用してくださり、登山に使用するピッケルや滑り止めなどの道具を披露しつつ、過酷な冬山登山の模様を子どもたちに色いろな質問を投げかけながら、わかりやすくお話してくださいました。
歌手の一青窈さんが主導する音楽プロジェクト 一般社団法人gigi(ジジ)は、音楽を楽しむことが困難な状況にある方たちに向け、全国の病院や養護施設などでチャリティライブを行っており、当院でのコンサートが実現しました。
入院中のお子さんをはじめ、教職員やその家族で会場があふれる中、子どもたちに大人気のアニメの主題歌やご自身の大ヒット曲「もらい泣き」「ハナミズキ」を熱唱され、曲が終わるごとに大きな拍手が送られ、会場が暖かい雰囲気に包まれました。
一青窈さんの「頑張った自分にも拍手!」の掛け声に拍手が一層大きくなり、私たち医療者は自己肯定感の中で浄化されると同時に「明日からまた頑張れる」と新たな力が湧いてきた素晴らしいコンサートでした。
3.神奈川県立横浜瀬谷高等学校 吹奏楽部によるクリスマスコンサート
12月23日エントランスホールで横浜瀬谷高等学校吹奏楽部のコンサートが開催されました。彼らの当院でのコンサートは、2023年の初演以来、今回で3回目となります。週の大半の放課後を練習に充て研鑽を積み、今年7月に開催された第25回横浜吹奏楽コンクール高校生の部B部門で金賞を受賞し横浜支部代表となり、第74回神奈川県吹奏楽コンクール同部門で銅賞を受賞しました。
今回の演奏曲は、マライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」「赤鼻のトナカイ」など私たちの耳に馴染み深いクリスマスソングが中心で、日頃の練習の成果を披露してくださいました。クリスマス時期特有のわくわくする高揚感が伝わってくる、明るく楽しいコンサートでした。

4.院長サンタは突然に!
サンタに変身した明石病院長が、長江小児科部長と研修医のトナカイを従者に、入院中の子どもたちやはなみずき保育園の園児たちへ、病気からの早い回復と健康への願いを込めてプレゼントをお渡しさせていただきました。
突然のサンタさんの訪問に大喜びしてはしゃぐお子さんや、トナカイの被り物がこわいと泣き出すお子さんなど、今年も様々な光景が見られました。
