病状に関係なく「全ての患者・家族に笑顔を」をモットーに患者・家族のGood Lifeに一歩でも近づけるよう活動しています。
チームが設置された目的
2007年に施行された「がん対策基本法」において、病院内での緩和ケアの一層の推進を図るため、チームによる緩和ケアの供給体制の整備、早期からの緩和ケアの提供が必要とされました。当院のような急性期病院においても、多くの苦痛を持った患者が入院や通院で治療を受けられており、疾患の早期からの適切な緩和ケアの提供が病院としてのお責務であると考えられ、2009年緩和ケアチームが設置されました。
主な活動内容
生命を脅かす病気を持つ患者・家族にとって、痛みなどの症状緩和、精神的なケア、治療・療養選択のための十分な情報、医療者との温かい人間関係などは質の高い療養生活を実現する上で大切なことです。当院のチームは多職種が在籍しており、どんな相談にも真摯に向き合いたいと考えております。
2021年度のチーム活動状況をみると、非がん患者の依頼は全国平均6.0%に比べ当院は17.6%と約3倍であり、早期からの緩和ケアの面では診断~初期治療前の依頼が全国平均11.1%に対して当院は24.7%となっています。病名に関係なく早期から必要に応じて緩和ケアの視点をもって診療にあたっていると言えます。
緩和ケアチームが支援するのは、苦痛症状の緩和だけではありません。患者・家族がどのように大切な時間を過ごしたいのか、患者・家族にとっての【良い人生】が送れるよう、各診療科の医師、看護師等かかわる医療スタッフ皆とタッグを組み、支援させていただきます。
チームメンバーの職種
- 身体担当医
- 精神担当医
- 薬剤師
- 看護師
- 理学療法士
- 作業療法士
- 管理栄養士
- ソーシャルワーカー