図1.前庭誘発筋電図検査
部門の特色
原因不明のめまい、難治性のめまいに対して、経験豊富な専門医がシステマティックに診療を行います
2022年9月よりめまいセンターを開設しましたので、ご紹介いたします。みなさまの中でもめまいを経験したことのある方は多いのではないでしょうか。寝不足や疲れでふらふらする、忙しくて目が回るなどということもあります。このようにめまいの原因は様々です。めまいを訴え受診する患者さんの60%程度は耳が原因と考えられています。当院での集計でも同様な結果が示されています。このような事実によりめまいの初期診断を私たち耳鼻咽喉・頭頸部外科医が行うことが合理的と考えられています。当院めまいセンターでは、めまいの診療に精通した専門医によりめまいの診療を行います。もちろん必要に応じて脳神経外科、脳神経内科など適切な診療科を受診していただくこともあります。
当院では、従来からの赤外線フレンツェル眼鏡、カロリックテストのほかに、最新の前庭誘発筋電図、ビデオヘッドインパルステストなどの検査が可能となっています。これらの検査により原因不明といわれていためまいについても正確に診断がつくようになっています。
治療については、めまいをきたす原因として最も多い良性発作性頭位めまい症に対してはエプレー法などの浮遊耳石置換療法を取り入れ。早期にめまい症状より開放されることを目指しています。また難治性のものについては三半規管の一部を手術で閉鎖する半規管遮断術を実施することもあります。聴覚症状と激しいめまいを繰り返すメニエール病については、利尿剤を中心とした薬物療法を行いますが、難治性の場合は内リンパ嚢開放術などの手術療法も実施することもあります。
原因不明のめまい、難治性のめまいでお困りの方は、一度当院めまいセンターを受診することをお勧めいたします。
当院では、従来からの赤外線フレンツェル眼鏡、カロリックテストのほかに、最新の前庭誘発筋電図、ビデオヘッドインパルステストなどの検査が可能となっています。これらの検査により原因不明といわれていためまいについても正確に診断がつくようになっています。
治療については、めまいをきたす原因として最も多い良性発作性頭位めまい症に対してはエプレー法などの浮遊耳石置換療法を取り入れ。早期にめまい症状より開放されることを目指しています。また難治性のものについては三半規管の一部を手術で閉鎖する半規管遮断術を実施することもあります。聴覚症状と激しいめまいを繰り返すメニエール病については、利尿剤を中心とした薬物療法を行いますが、難治性の場合は内リンパ嚢開放術などの手術療法も実施することもあります。
原因不明のめまい、難治性のめまいでお困りの方は、一度当院めまいセンターを受診することをお勧めいたします。
めまいセンター長(耳鼻咽喉・頭頸部外科部長)
瀬尾 徹(耳鼻咽喉科専門医、日本めまい平衡医学会専門会員)
図2.ビデオヘッドインパルステスト
外来受診について
受付時間:火、木の8:30~11:00
ご案内
午前診の受付は8時30分から11時までとなります。 受付時間内に受診が困難な場合は、ご連絡いただければ可能な範囲で対応いたします。
外来担当医表
◎ … 部長
□ … センター長
診療 時間 |
午前 | 午後 (予約制) |
---|---|---|
月 | ー | ー |
火 | ◎□瀬尾 徹 | 第1、3週 ◎□瀬尾 徹 |
水 | ー | ー |
木 | ◎□瀬尾 徹 | ー |
金 | ー | ー |
土 | ー | ー |
スタッフ紹介
主な対象疾患
メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、前庭性片頭痛、持続性知覚性姿勢誘発めまいなど