一般撮影・骨密度検査室
骨塩定量検査では骨密度だけではなく骨質(海綿構造指標:TBS)の評価が可能になりました。骨密度が同じなのに、なぜか骨が折れやすい人がいます。骨強度は骨密度と骨質によって説明されますが、これまで骨密度が高い方に起きる脆弱性骨折の評価は難しいものでした。TBSを組み合わせることで骨密度と骨質の両方から評価することでより正確な骨粗しょう症診断が可能です。
320列CTが導入されています。最短0.275秒/回転であり、心臓CTやCTアンギオに威力を発揮します。新しい機械で、通常のCT検査でも高画質を得ながら被ばく線量を抑えることも可能です。
MRI検査室はフィリップス社製1.5T、3.0T装置2台で検査を行っています。一日約30~40件程の検査を行い、救急患者様の検査にも対応しています。いずれの装置もフィリップス社最新アプリケーションを使用することが可能であり1.5T装置でも3.0T装置と同等の画像を得ることが出来ます。それぞれの装置の特徴を活かした高度な検査を行っています。
核医学では認知症診療の一つとして脳血流SPECTを施行しています。脳血流SPECTでは脳血流が低下している部位を調べることにより認知症の早期診断や4大原因であるアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などを鑑別することが可能です。 かかりつけ医や認知症サポート医の皆様の認知症治療やケアに有意義となる画像を提供しています。