Seibu-Rookie-Support-System(SRSS)について
西部病院看護部の新入職者支援体制は少人数チームが屋根瓦式体制になり、チューター、チームメンバー、チームリーダー、チーム主任、チーム副師長が、一つのチームとして支援する体制を推奨しています。
これは小集団におけるチーム全体で育てる仕組みであり、チームの連帯感、育てる意識がより向上します。
※SRSS:Seibu-Rookie-Support-System(西部新入職者サポートシステム)
西部病院看護部の新入職者支援体制は少人数チームが屋根瓦式体制になり、チューター、チームメンバー、チームリーダー、チーム主任、チーム副師長が、一つのチームとして支援する体制を推奨しています。
これは小集団におけるチーム全体で育てる仕組みであり、チームの連帯感、育てる意識がより向上します。
※SRSS:Seibu-Rookie-Support-System(西部新入職者サポートシステム)
部署配属前の集合教育では、社会人・専門職業人としての心構えや基本的な安全や感染、記録について講義を受けます。
部署で使用頻度のある医療機器(心電図モニター・輸液ポンプ・シリンジポンプ・SCD・酸素飽和度測定器)の取り扱い方・注意事項などを患者体験しながら学びます。
入職時には、患者急変対応ができるよう基礎的な知識も含め、蘇生の技術を学び、BLSヘルスケアプロバイダー(AHAアメリカ心臓協会)の資格習得を支援しています。当院は、事務職も含め全職員が倒れている人を発見した時に対処できるよう、「応援とAED要請・呼吸の確認・心臓マッサージ・AEDを使う」の一連の行為ができるように習得しています。
専門職業人としての基礎・技術を学び、看護師として必要な能力を養う3回シリーズの研修です。
看護師として働き始めた3ヶ月間の自分の現状や考えていることを言葉にして、グループメンバーに伝えるワークを繰り返し互いに学び合う関係がつくられます。各自が短期の行動目標をたて「明日からできること」“できる宣言”をして現場に戻ります。
看護技術的にもできることが増えてくる時期です。研修までに部署の主任と一緒に自己の短期目標の評価をしているので、グループで共有していきます。久しぶりの集合教育になるので、「こんな時は、どうしているの?」「私は、事前に○○しているよ」など普段やっていることを互いに共有し合っています。
フィジカルアセスメントについて学び、患者の全体像を把握していきます。ISBRACを繰り返し訓練することで医師への報告も自信を持って報告ができるようになります。
部署では、未経験の技術はありながらも先輩のフォローを受けながら受け持ち患者さまを任されています。関わってきた多くの患者さまとの出会いから学びを得て、「私が大切にしたい看護」を考え言葉にします。そして、看護に対してやりがいを感じていくことで、仲間とともに2年目に向けての新たな決意を宣言します。
部署では、主任が中心となり酸素化技術・輸液・輸血・インスリン療法技術・生体管理技術の学習会を行います。
新人看護職者が、標準化かつ各部署の特性に合わせた看護技術を習得します。現場の先輩看護師から直接学び、知識を実践につなげられるので、継続的な支援が受けられます。
ABCDE評価にて患者の全体像を把握し、具体的な看護実践へ繋げることができます。そして、ISBRACを用いて情報を整理し、リーダーや医師へ報告ができるようトレーニングしていきます。
看護チームの一員として自覚を持ち、メンバーシップを発揮するための基本的な考え方を学び、課題を明確にして解決に向けて取り組む研修です。
自分のキャリア形成に合わせて、他部署に研修に行き、経験を積むことができます。
周産期センター母性部門から救命救急センターに研修に行った看護師に話を聞いてみました。
右Aさん:産科では出血性ショックなど、ショック状態の方も多く来られるので、緊急時の管理を学ぶために希望しました。
左Bさん:妊婦さんでもいろいろな合併症をかかえた方が入院することが多いので、産科だけではなく他の科の勉強もしたいと思い希望しました。
右Aさん:緊急時の対応を落ち着いてできるようになったと思います。周りに頼る大切さを学ぶことができました。
左Bさん:部制部門は、産科だけでなく婦人科もあるので、他の疾患の事も知れて、今すごく役立っています。