感染管理認定看護師は、病院内で感染が拡がらないよう、患者さんとその家族、職員、来院するすべての人を感染症から守る役割を担っています。感染対策は、ウイルス・細菌・真菌など目に見えない病原微生物との戦いですが、健康な人にとっては問題のない微生物でも、免疫力が低下している人では重篤な感染症になる場合もあります。その病原微生物が人から人へ、環境から人へと「あらゆる場面」で拡がらないようにすることが、まさに重要な感染対策になります。そのためには、患者さんと職員一人一人の症状や感染対策をみる細やかな視点と集団としての疫学データやシステムを俯瞰してみる多角的な視点、そしてみえないものをみえるようにする創意工夫を心掛けています。