高齢患者さんと関わる際に大切にしていることは、『高齢患者を知る』ことです。
　生活、趣味、習慣、職歴、職業などを含めて、何を大切にしているのか、これまでどんな生活を送ってきたのか、人生の最終段階についてどのように考えていたのかなど知るように心掛けています。高齢患者さんの中には、言葉での表現が難しくても、うれしい、悲しいなど表情や仕草で意思表示をしてくれるため、その微細な動きから意の汲み取りを行っています。
　現在の状況から、今後の生活を見据えて、その人が最期までどう生きたいか、その人の意思を尊重した生活ができるよう支援をします。