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Greeting ご挨拶

ご挨拶

病院長 原口直樹

 聖マリアンナ医科大学は昭和46年に設立された、我が国唯一のキリスト教的理念を建学の精神とする医科大学で、50年にわたり愛と奉仕の精神に満ちた医師を数多く養成してきました。当院は、その附属病院として昭和62年5月に横浜市西部地域の中核病院として開院し、地域の医療を担うとともに、医師をはじめとする多くの医療人の教育施設としてもその役割を担ってきました。

 当院の特徴は、先進かつ高度な医療を実践するとともに、多様な症例を経験できる「市中的大学病院」といえます。25の診療科と救命救急センター、周産期センター、こどもセンターなど7つのセンターは、各種学会の認定教育施設にもなっており多くの指導医、専門医が日々診療・教育・研究に従事しています。従前より初期臨床研修の充実に取り組んでおり、平成27年には基幹型臨床研修病院となって他施設での研修を幅広く受けられるようになり、平成30年にはプログラムや指導体制の充実などについて評価・認定する卒後臨床研修評価機構(JCEP)の認定を受けるなど体制作りにも取り組んでいます。

 また、市内をはじめとする多くの研修協力病院と連携をはかりながら他施設での研修も行っています。地域医療研修では、鹿児島県、石川県、福島県、千葉県などの医療機関において、その地域に根差した医療を体得することができ、例年有意義な時間を経験しています。

 初期臨床研修医としての2年間は多くの実践的な医療知識・技術を得、医師としての基礎を築くとともに、その後の成長に大きく影響する重要な期間です。その貴重な時間を熱心な指導医と病院スタッフとともに過ごし、有意義な研修を積んで、患者さんから信頼される医師をめざしていただきたいと思います。
私たちの病院の理念「『生命の尊厳』を重んじ、常に病める人の声に耳を傾け、癒すこと」のもと、皆さんと一緒に学ぶことを楽しみにしています。

充実した初期臨床研修を

臨床研修センター長 小林俊也

 医学部を卒業し、医師国家試験に合格したからと言って、すぐに医師として一人前になるわけではありません。むしろ医師になってからの方が学生時代よりもずっと勉強・精進が必要になります。特に医師になって最初の1 - 2 年間はその後の医師人生を左右する大切な時期であり、初期臨床研修はまさにその時期に当たります。ここでいかに頑張って充実した臨床研修を行えるかで、自分の理想とする医師像に近づけるかどうかが決まってしまいます。そのためには、自分に厳しく、何事にも積極的に取り組み、学んでいくことが大事になります。
 西部病院では、厳しくそして楽しく研修を行っていける環境を用意しています。ぜひ我々と一緒に医師人生の第一歩を踏み出してください。