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症例紹介
整形外科

屈筋腱断裂、伸筋腱断裂

屈筋腱断裂、伸筋腱断裂

指を曲げる作用を担っているのは屈筋腱です。親指は1本、その他の指には2本ずつの屈筋腱があります。また、指を伸ばす作用を担っているのが伸筋腱です。人差し指と小指は2本、その他の指は1本の伸筋腱があります。切り傷や変形性関節症、関節リウマチの影響で腱が断裂することがあります。腱が断裂すれば指の曲げや、伸ばしができなくなります。切り傷によるもので、受傷から時間が経過していない症例では腱縫合を行います。時間が経過した症例や変形性関節症、関節リウマチに伴う腱断裂は腱の直接縫合は困難であるため腱の力動を変える腱移行術を行います。変形性関節症や関節リウマチに伴う症例では同時に手関節のバランスを整える手術(関節形成術)を同時に行います。麻酔はブロック麻酔(上肢伝達麻酔)または全身麻酔で行います。ブロック麻酔であれば1泊2日入院、全身麻酔であれば2泊3日入院となります。術後は外固定必要でリハビリテーションが重要です。

関節リウマチに伴う小指・薬指の伸筋腱変性断裂

断裂していない腱に力動を変える腱移行術および関節形成術

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